インテリアにこだわりを持っていて、プロヴァンス風の部屋にしたいと考えているのであれば、フレンチヴィンテージ家具を取り入れることが一番と言えるでしょう。
エレガントな雰囲気が魅力的なものがフレンチヴィンテージ家具ですが、その中でも特にブロカントインテリアなどでよく見かけるものが、ペイントが施されているシャビーシックなものです。
その佇まいはまるでおとぎ話に出てくるようなものであり、ついつい心を奪われてしまうことでしょう。
一言でフレンチヴィンテージ家具といっても様々なものが挙げられるため、上手な選び方について把握することが大切です。
ぴったりのものを見つけることで、家で過ごす時間が素晴らしいものとなることでしょう。
フレンチヴィンテージ家具を取り入れるにあたりチェックしたい項目がありますが、その一つに挙げられるものとして、オリジナルペイントとリペイントのどちらを選ぶかという点が挙げられます。
当時のペイントが残っているものがオリジナルペイントと呼ばれるものですが、こちらは味わい深さは増すものの、年月を重ねていることから、ダメージも蓄積されているのが実情です。
日常生活で使うのに向いていないほど劣化しているものもあるため、オリジナルペイントの購入に迷った場合には、一度立ち止まりじっくりと考えてみましょう。
古ければ古い方が良いという考えや、ダメージをメンテナンスしながら使いたいと考える人には良いかもしれませんが、シャビーシックな雰囲気が好きだと言う場合にはお勧めでは無いかもしれません。
日々の生活の中で実用的に使っていきたいと考えているのであれば、やはりリペイントされているものの方が良いといえます。
このようなものはプロの手でしっかりとメンテナンスが行われているため、不具合も少ないのが実情です。
綺麗で使い勝手の良いものが見つかりやすいと言えるでしょう。
リペイントを行っているショップの中には、シャビーな風合いを生かしたリペイントを得意としているところ、エイジング加工でダメージ感をプラスするところなどもあります。
オリジナルにこだわるのではなく、様々なものを見比べて、これから長く付き合っていけるかどうかを考えて選ぶことで、うまく暮らしていくことができるでしょう。
そしてペイントの状態を必ずチェックすることも選び方の基準となります。
古ければ古いほどペイントのダメージが進んでいることがわかります。
中にはペイントが著しくはげているもの、塗装と木材の間に空気が入り込んでいるものなど様々です。
中には軽く触っただけなのにも関わらず、表面が剥がれてしまうようなものも存在しています。
オリジナルの場合にはペイントの上に汚れが付着していることから、清潔感にもかけてしまうことでしょう。
きれいに掃除をしたいと思っても、水洗いをすればペイントが剥がれてしまうため、自宅でどうにかすることができません。
実店舗に行って購入するのであれば、自分の目で直接確認できるものの、オンラインショップの場合には、商品画像だけが頼りです。
念入りに確認した上で、万が一不安なことがあれば直接問い合わせてみたほうが確実です。
そしてダメージの確認を念入りに行うことも重要です。
ペイントの状態と合わせて、家具自体のダメージもしっかりと確認しなければなりません。
多くはパイン材が使われていますが、パイン材は実は安価で加工しやすい特徴があり、昔から重宝されてきたのです。
しかし柔らかく傷がつきやすく、虫食いされやすいので、実は表面からはわからないダメージが内部にある可能性が高いです。
またダメージが見えないようにとペイントを施して使われてきたのも事実です。
表面にペイントが塗られているものの場合には、そのダメージが判断しにくいのが実情です。
ペイントで隠れていても、中の木材が腐っているなどのものも少なくありません。
購入する場合には、店の内部や引き出しの中まで隅々まで点検することが求められます。