ニューヨーク郊外のお洒落な街・ブルックリンをイメージしたインテリアは近年日本でも人気を集めているスタイルです。
アートやカフェのお店のようなお洒落な雰囲気と、倉庫や工場の武骨な印象がミックスされたイメージとなっています。
コンクリート打ちっぱなしや年代物のレンガの壁や、ヴィンテージ調の家具や小物などを取り入れて作り上げることでニューヨーク校外の街の片隅のような空間を作ることができる可能性があります。
そのようなブルックリン風のインテリアのダイニングを目指すときには、家具選びも重要なポイントとなるでしょう。
ダイニングに置くことが多い家具の1つに挙げられるのが食事用のテーブルです。
テーブルは家族の人数によって大きさや形を選ぶことが基本となります。
一般的な家庭の場合には、4人から6人程度が一度に使用することが出来るサイズの長方形のテーブルが選ばれることが多くあります。
また楕円形や円形のテーブルを選ぶこともあるかも知れません。
ブルックリン風にしたい場合には、ヴィンテージ調のものを選ぶのがおすすめです。
ヴィンテージ調の家具はアンティークと呼ぶまで古くはないものの、年代を重ねた印象を与えるものです。
テーブルの天板や脚をエイジング塗装をしている、木製のものを取り入れるとそれらしい雰囲気に近づけやすくなります。
また天板に厚みがあったり、脚に太めの木材が使われていたり黒いアイアン素材を取り入れていたりするなど、重厚感のあるものがおすすめです。
天板や脚が細く繊細な印象のものを選ぶと、雰囲気が異なってしまうことがあるため注意が必要です。
倉庫や工場の跡地を思わせるようなインテリアにすると、それらしくなるのでどことなく武骨なスタイルのテーブルが良く合います。
ダイニングテーブルに合わせたい椅子も、やはり統一感のあるものにするとよいでしょう。
ブルックリン風にするのなら、同系色の重厚感ある色合いの木材を使用した椅子が調和しやすいです。
椅子はテーブルとセットで販売されていることも多いので、合わせてそのまま購入するのも1つの方法です。
その場合は、バランスの良いアイテムがセットになっているので、コーディネートしやすいといえます。
しかしあえて別の椅子を合わせたいという人もいるかも知れません。
その場合にはそれぞれの人の好みに合わせて、組み合わせることで自分だけのお洒落なインテリアを楽しめる可能性があります。
背もたれの高さは座り心地はもちろん部屋の雰囲気を左右するポイントです。
一般的に高さのある背もたれの椅子は、かしこまった雰囲気があります。
そのため、カジュアルな印象が強いニューヨークの郊外の工場や倉庫を改装したカフェやアート施設のような雰囲気を目指したい場合には調和しないことも多いです。
とはいえデザインにもよるので一概に言うことはできないでしょう。
ともかくテーブル同様に年代物の趣きがあり、重厚感のあるダークトーンの色合いのものが適します。
ダイニングに設置することの多いインテリア家具の1つには食器棚も欠かせません。
食器棚は扉を前方に引いて開くタイプのものと横にスライドさせて開けるタイプのものがあります。
また家電も置くことが出来るオープンタイプのものや食器などを多く収納することができるもの、引き出しが付いているものなどがあります。
これらの食器棚をブルックリン風の部屋に置く場合には、ダークトーンの木材を使用したものがおすすめです。
特に木目がハッキリわかるような物がよいでしょう。
やはり食器棚も重厚感があり、武骨な印象のものが調和します。
もし金具が付属しているものを選ぶのなら、金具はブラックアイアンのものが適しています。