賃貸でインテリアというと、原状回復の必要があることからできることは限られるイメージですが、レンガを使ってヴィンテージ風に仕上げる楽しみ方は可能です。
近年注目を集めている、はがせる壁紙のレンガデザインのものを貼って楽しむ方法もありますが、本物を使った方がよりヴィンテージな感じがアップします。
空間にあるだけでも雰囲気を変えてくれるアイテムですが、それこそ積み上げて置くだけで立派なインテリアになります。
更に積極的かつ実用的な使い方をしたいなら、木製の板も用意して、テレビ台を作るのがおすすめです。
両サイドにレンガを重ねてその上に板を置けば、簡易的ながらも実用的なラックになります。
高く積み上げる場合は、崩れないように接着した方が良いですが、腰よりも低い高さであればそのままでもOKです。
接着しなければ解体も容易ですし、組み替えたり他の用途に使うこともできます。
同系色1色の組み合わせもありですが、濃い色と薄い色を同数揃えて、互い違いに重ねていくとまた違った印象を与えます。
中間となる色をもう1色組み合わせれば、組み合わせの幅が広がって、もっとインテリアが楽しめるようになるでしょう。
あえて規則的な組み合わせを避けて、ランダムにしたり不規則に仕上げてみるのも楽しみ方の1つです。
換気には注意ですが、ストーブの周りを囲むように配置すれば、一転して暖炉のようなヴィンテージ風の雰囲気が醸し出せます。
現代的な生活感が丸出しの家電についても、レンガで囲ったり隠すようにすると、ヴィンテージ風インテリアの雰囲気を壊さずに済みます。
しかし、部屋の一部だけでも違った雰囲気に変えて楽しみたい場合は、壁を覆うように積み上げるのが良いでしょう。
ただ積み上げるだけだとぶつかった時に崩れてしまうので、接着してから固定するか、剥がせる両面テープなどで壁に貼る必要があります。
案外重量があって崩れてくると危ないですから、固定は必須と考えて、何らかの方法で壁に接着するようにすべきです。
本物にこだわらず、見た目と雰囲気で満足できるのであれば、レンガ風に仕上げられている発泡スチロール製のフェイクを活用するのもありです。
フェイクでも間近に見たり触れなければ分かりませんし、接着が用意で万が一崩れたり落下してきても安全です。
高いところも無理なく楽に施工できますし、いざ退去で処分となっても、簡単に剥がして捨てることができます。
壁をヴィンテージ風にするやり方はアイデアを活かせる幅が広く、例えば一部をあけてそこに絵や写真をはめ込むと、より雰囲気が増してきます。
予め隙間をあけておき、そこに棚を設置して小物を飾るのもありでしょう。
いずれにしても、単に積み重ねたり壁に貼るだけだと味気ないので、異なる色味の組み合わせを始めとした工夫をすることが大事です。
いきなりリビングに手を加えるのは勇気が出ない、そういう場合はトイレから始めてみることをおすすめします。
トレイは広さが限られる空間なので、イメージや発想力が問われますし、イメージを思い描いたら簡単に施工できます。
使用する資材は少なく済みますし、完成して納得できなくても、修正したりやり直しやすいです。
レンガを使ったインテリアで重要なのは、それ自体の選択もそうですが、組み合わせる家具や照明にも重要性があります。
雰囲気を演出する仕上がりになっても、雰囲気に合わない家具や照明が1つあるだけで台無しです。
賃貸は部屋の使い方や広さの都合もあるので、自由度が高くないのは仕方がないですが、少しでも雰囲気を壊さないように工夫すべきです。
部屋全体の雰囲気を変えようとするとかなりハードルが上がるので、まずはトイレのように限られるスペースか、部屋の一角から始めてみましょう。